CSSグラデーションの作り方|初心者でもわかる色の仕組みと表現のコツ

CSSグラデーションの作り方|初心者でもわかる色の仕組みと表現のコツ

2025.11.24

CSSグラデーションの作り方|初心者でもわかる色の仕組みと表現のコツ

グラデーションは、色が「ゆっくり溶けて混ざっていく」ように見える表現です。

  • ボタンを立体的に見せる
  • 背景に奥行きを出す
  • セクションの切り替わりを柔らかくする

など、Webデザインでとてもよく使われます。

この記事では、画像なしでも頭に情景が浮かぶように
「どの方向へ」「どんなふうに」色が混ざるのかをイメージしながら説明します。


グラデーションは大きく3種類ある

種類 色の混ざり方のイメージ
linear-gradient 色が「一直線に」横・縦・斜めに流れていく
radial-gradient 真ん中から「丸い波紋」のように広がる
conic-gradient 中心から「扇形」や「円グラフ」のように回転する

1. linear-gradient(線形グラデーション)

どんな見た目?

まるで夕焼けが空に横方向へ広がっていくような、
一直線の方向に色が伸びていくグラデーションです。

上から下・左から右・斜め方向など自由。


CSS例:左→右に広がるグラデーション

background: linear-gradient(to right, #4087bf, #c2e2fa);

言葉でイメージすると…

「左側の濃い青が、右に向かうほど淡く薄くなり、
 やがて明るい水色に溶けていく」


角度指定で斜めも作れる

background: linear-gradient(135deg, #f6b7c1, #ffffff);

→ 135度は右下方向。
「右下へ向かってだんだん淡くなるピンクの光」


2. radial-gradient(円形グラデーション)

どんな見た目?

スポットライトの光や、
朝日のように中心から広がる光の輪を表現できます。


CSS例:中央から外側へ広がる光

background: radial-gradient(circle, #ffffff, #4087bf);

言葉でイメージすると…

「真ん中が白く光り、外側に向かうほど深い青へ沈んでいく」


楕円形にもできる

background: radial-gradient(ellipse, #fff, #c2e2fa);

3. conic-gradient(円錐グラデーション)

どんな見た目?

ケーキを扇形に切ったような、
中心からクルッと回転して広がるグラデーション


CSS例:扇形に色が広がる

background: conic-gradient(#4087bf, #c2e2fa);

言葉でイメージすると…

「中心からくるりと色が回転しながら、濃い青から淡い青へ変化する」


円グラフ風の配色も可能

background: conic-gradient(
  #4087bf 0deg 120deg,
  #c2e2fa 120deg 240deg,
  #ffffff 240deg 360deg
);

グラデーションを綺麗に見せるコツ

色の「明度差」を意識する

  • 明るい色 → 暗い色
  • 白 → 色
  • 濃い色 → 薄い色

の順で並べると自然な流れに。


色の「距離(割合)」を変える

background: linear-gradient(
  to right,
  #4087bf 10%,
  #c2e2fa 90%
);

→ 「一気に明るくなる」「ゆっくり変わる」など表現を調整できる。


装飾では「方向」がとても大事

  • ボタン → 上から下へ(立体的に見える)
  • 背景 → 横向き or 斜め
  • セクション区切り → 斜め方向が映える

まとめ

  • グラデーションには linear / radial / conic がある
  • 色の流れを「風景」でイメージすると理解しやすい
  • 方向・色の距離・明暗差を意識するとデザインが上達する
  • グラデーションは CSS だけで美しく表現できる

あなたのデザインでも、色が溶け合う表現をぜひ楽しんでください!

タグ:

#CSS #グラデーション #デザイン #色