HTML「span」の正しい使い方|初心者向けに意味・用途・NG例まで徹底解説

HTML「span」の正しい使い方|初心者向けに意味・用途・NG例まで徹底解説

2025.11.16

spanタグとは?

<span>「意味を持たないインライン要素」 を表すタグです。

  • 特別な意味を持たない
  • 文を壊さず、文字の一部分だけにスタイルを当てたいときに使う
  • インライン要素なので改行されない

つまり、

見た目を変えたい部分だけをピンポイントで囲む“マーカー”のような存在

です。


spanの基本構造

<p>この文章の <span class="accent">ここだけ</span> を強調します。</p>
  • 文の途中に挟み込める
  • CSSで狙った部分だけ装飾できる

非常によく使われます。


spanを使うべき場面

① 文中の一部の文字だけを装飾したいとき

<p>
  料金は <span class="price">3,000円</span> です。
</p>

価格部分だけ色を変えたいときなど。


② 特定の単語だけフォントを変えたいとき

<p>
  <span class="english">Design</span> と <span class="jp">デザイン</span> の違い
</p>

英語だけ別フォントにしたい場合に便利。


③ ボタンやリンク内の一部だけデザイン変更

<a href="#" class="btn">
  お申し込みは <span>こちら</span>
</a>

ボタン内の一部を動かしたり色変えしたいとき。


④ アイコンとテキストを並べたいとき(インラインのまま扱える)

<span class="icon">★</span> 人気サービス

インラインのまま自然に使えるのが強み。


span を使わない方がよい場面(NG例)

意味的に重要な強調をspanで行う

<!-- NG -->
<span>重要なお知らせ</span>

意味的に重要な文章は

  • <strong>(強調・重要)
  • <em>(文脈上の強調)

を使います。

<!-- OK -->
<strong>重要なお知らせ</strong>

見出しを span で作ろうとする

<!-- NG -->
<p><span class="title">サービス紹介</span></p>

見出しは必ず hタグ(h1〜h6) を使うべき。


ブロック全体をspanで囲む

<!-- NG:spanはインラインなのでレイアウト用途に不向き -->
<span>
  <p>段落を包含するのはおかしい</p>
</span>

ブロック要素の親は div / section などを使う。


span と div の違い

タグ 種類 意味 使う場面
span インライン 意味なし 文章の一部だけ装飾
div ブロック 意味なし レイアウト・内容のまとまり

span は 文の途中に使う
div は ブロック単位で分ける


span と strong / em の違い

タグ 意味 用途
span 意味なし 見た目だけ変える
strong 重要性の強調 重要・警告など
em 文脈上の強調 言い回しの強調

span は“重要性”を持たせたいときには使いません。


実務でよく使う span の活用例

① ボタンの一部だけアニメーション

<button>
  お申し込み <span class="arrow">→</span>
</button>

CSSで .arrow にアニメーションをつける。


② 見出しの補助テキスト(意味は弱いがデザイン用途)

<h2>
  サービス紹介 <span class="sub">Service</span>
</h2>

副題など“意味的に重要でない補足”に使う。


③ テキスト一部を囲って色分け

<p>
  当サービスは <span class="highlight">初期費用0円</span> でご利用いただけます。
</p>

CSSでspanをデザインする例

.price {
  color: #e60033;
  font-weight: bold;
}

.accent {
  background-color: yellow;
  padding: 0 4px;
}

.english {
  font-family: 'Pinyon Script', cursive;
}

.highlight {
  background: linear-gradient(transparent 60%, #ffe4b5 60%);
}

spanはインラインなので
自由度が高く、装飾に最適


span の使い方チェックリスト

  • 文中の一部を装飾するためだけに使っているか
  • 意味的強調には strong/em を使っているか
  • ブロック要素の親にしていないか
  • 見出しを span で作っていないか
  • 無意味に多用していないか

まとめ

  • span=「意味を持たないインライン要素」
  • 文中の一部だけ装飾したいときに使う
  • 重要な強調や見出しには使ってはいけない
  • ブロック用途は div、意味強調は strong/em
  • 実務ではボタン・見出しの補助・価格装飾などで大活躍

“文を壊さず一部だけオシャレにする”
それが span の正しい役割です。

タグ:

#HTML #span #セマンティック #初心者向け